黙示庵

庵(いおり)で、清貧と静謐な暮らしを・・・日記でそっと独り言

寂しい花・・・

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 画家:ポール・セザンヌ タイトル:ロココ調の花瓶の花
製作年:1876 収蔵:ナショナル・ギャラリー (ワシントン)
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★本物を見てみたい。寂しそうな色合いがなんともいえない落ち着きに満たされる・・・「花の花瓶」セザンヌの色彩は淡く澱みながらも透明度が感じられる。矛盾しているようで矛盾していないのは印象派の中にキュウビックが混在されているからだろうか。暈している様でくっきりしている。何て乏しい表現であろうかと我ながら思いますが、バランスと色調に強く惹かれます。瞬間「はっ」と感じた・・・理屈は後から付いてきます。この瞬間の瞬時の感覚こそが全てです。そこから音も無くグイグイ引き込まれます。そこから広がっていく感覚・・・良き物には捕らわれるものですね。心を奪う美に心が奪われるなら幸せです。

セザンヌの一枚の絵に誘われ「詩」を更新致しました。